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鼻濁音を使って歌ってみよう

2023-09-26

1、鼻濁音とは…?

・「が」行のはじめの部分に「てん」などと言うときの「ん」に当たる部分の「ん」の音がついて、「んが」と柔らかく発する音のこと。

 

 

 

1-1、特徴

・鼻にかかったような「が」行の音になります。

・「が」行の音(濁音)よりも、やわらかい響きになります。

 

 

 

1-2、効果

・その歌詞が持っている微妙な感情や意味合い。また、その感情を起こさせる特殊な雰囲気が醸し出されます。

 

 

 

1-3、いろいろな呼び方

・鼻濁音は、ガ行鼻音とも言います。

 

 

 

2、発音の仕方

・舌の後ろの部分を上あごの奥につけて、鼻から柔らかく声を出します。そして、舌を離し、鼻に響かせるようにして「んが」と言うと鼻濁音の発音になります。

 

 

 

2-1、ポイント

・「ん」と「が」の切れ目を感じさせないように出してみましょう。

・鼻に手を当てて、鼻濁音を発音した時に振動があるか確認してみましょう。

 

 

 

2-2、うまく発音できない人

・「んが」「んぎ」「んぐ」「んげ」「んご」というように、「が」行の音の前に「ん」をつけて、少し大げさに鼻に響かせて練習してみましょう。

 

 

 

3、単語で練習

・歌詞に出てきそうな単語で鼻濁音を練習してみましょう。赤色の文字が鼻濁音です。

 

<例>

「が」:ありとう、音楽(おんく)、輝(かや)き、眺(な)め、願(ね)い、あなた、歌

「ぎ」:右(み)、鍵(か)、渚(なさ)、限(か)りない、木々(き)

「ぐ」:巡(め)り、恵(め)み、少しらい、番組(ばんみ)

「げ」:人間(にんん)、ある、無限(むん)、影(か)、何気(なに)なく

「ご」:すく、りん、今後(こん)、信号(しんう)、真心(まころ)

…など。

 

 

 

4、鼻濁音を使って歌ってみよう

赤色の文字が鼻濁音です。

 

『ぶんぶんぶん』

ぶんぶんぶん はちとぶ
おいけのまわりに
のばら さいたよ
ぶんぶんぶん はちとぶ

 

『故郷』

兎(うさ)追いしかの山 小鮒釣りしかの川
夢は今もめりて 忘れたき故郷

如何にいます父母 恙(つつ)なしや友
雨に風につけても 思いいずる故郷

 

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