鼻濁音を使って歌ってみよう
1、鼻濁音とは…?
・「が」行のはじめの部分に「てん」などと言うときの「ん」に当たる部分の「ん」の音がついて、「んが」と柔らかく発する音のこと。
1-1、特徴
・鼻にかかったような「が」行の音になります。
・「が」行の音(濁音)よりも、やわらかい響きになります。
1-2、効果
・その歌詞が持っている微妙な感情や意味合い。また、その感情を起こさせる特殊な雰囲気が醸し出されます。
1-3、いろいろな呼び方
・鼻濁音は、ガ行鼻音とも言います。
2、発音の仕方
・舌の後ろの部分を上あごの奥につけて、鼻から柔らかく声を出します。そして、舌を離し、鼻に響かせるようにして「んが」と言うと鼻濁音の発音になります。
2-1、ポイント
・「ん」と「が」の切れ目を感じさせないように出してみましょう。
・鼻に手を当てて、鼻濁音を発音した時に振動があるか確認してみましょう。
2-2、うまく発音できない人
・「んが」「んぎ」「んぐ」「んげ」「んご」というように、「が」行の音の前に「ん」をつけて、少し大げさに鼻に響かせて練習してみましょう。
3、単語で練習
・歌詞に出てきそうな単語で鼻濁音を練習してみましょう。赤色の文字が鼻濁音です。
<例>
「が」:ありがとう、音楽(おんがく)、輝(かがや)き、眺(なが)め、願(ねが)い、あなたが、歌が
「ぎ」:右(みぎ)、鍵(かぎ)、渚(なぎさ)、限(かぎ)りない、木々(きぎ)
「ぐ」:巡(めぐ)り、恵(めぐ)み、少しぐらい、番組(ばんぐみ)
「げ」:人間(にんげん)、あげる、無限(むげん)、影(かげ)、何気(なにげ)なく
「ご」:すごく、りんご、今後(こんご)、信号(しんごう)、真心(まごころ)
…など。
4、鼻濁音を使って歌ってみよう
・赤色の文字が鼻濁音です。
『ぶんぶんぶん』
ぶんぶんぶん はちがとぶ
おいけのまわりに
のばらが さいたよ
ぶんぶんぶん はちがとぶ
『故郷』
兎(うさぎ)追いしかの山 小鮒釣りしかの川
夢は今もめぐりて 忘れがたき故郷
如何にいます父母 恙(つつが)なしや友がき
雨に風につけても 思いいずる故郷
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