腹式呼吸の方法
カンタンな腹式呼吸のやり方のお話です。
呼吸には、大きく分けて2つあります。
1つは胸式呼吸。もう1つは腹式呼吸と言います。
胸式呼吸は、運動中や運動直後、又は緊張している時になりやすい呼吸です。
今ダッシュしてみて下さい。100mくらい。
走った?
ほら、ゼーゼーしてるでしょ?肩と胸が激しく上下に動いているでしょ?
それが胸式呼吸です。
つまり、息を吸った時に肩や胸が上がると、胸式呼吸です。
腹式呼吸は、肩や胸は動きません。(これポイント!)
腹式呼吸は、睡眠中やリラックスしている時に行われる呼吸です。
今、この文章をどこで読んでいますか?
自分の部屋ですか?ちょうど良かった。そのまま布団に仰向けに寝そべってみましょう。
片手をおへそにあててみて下さい。
色々考えないで下さいね。ボーとしていて下さい。(ポイントその2)
ほらね?腹式でしょ?えっ?わからない?
息を吸った時に、お腹(今、手をあてている所)が膨らんできていないですか?
それが腹式呼吸です。
まずは、生の(自然に自分でやっていた)腹式呼吸を実感して下さい。
その後で実践です。
いつでもどこでも腹式ができる体になる為に、次の事に注意して下さい。
腹式呼吸が上手にできない人の多くは、
1.吸ってやる!という意識が強すぎて、いきなり、勢い良く吸い込んでしまいます。
なので、吸う前にしっかり吐いてから、ゆっくり吸ってみて下さい。
2.腹式ができないと困る!という焦りが強すぎて、気付かぬうちに肩や首、腕、その他に無駄な力みが生じてしまいます。
なので、脱力して下さい。リラックスをすればするほど腹式になりますよ。
頭と体、両方で腹式呼吸を覚えてしまえば、あとはカンタンなのです。だって、今までも毎日、寝る時は腹式呼吸をやり続けてきたのですから。
でも、猛ダッシュしながらは無理かなぁ・・・(笑)。