音感って何?
【問題】
A「あんた~、音感わり~いよ。」
B「んなこたあないガスよ!」
A「いやあ~、間違いあるめ~。」
B「そうガスか?」
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とかってよく出てくる「音感」の定義とは?
*この会話はまったくヒントになっていません。
【答え】
「音感」とは、音の高さや音色を聴き分ける能力のこと。
厳密には絶対音感と相対音感のふたつに分けることができます。
絶対音感は、いかなる音(もちろん聴きとることができる範囲内で)でも、音の高さを正確に判定することができる能力のこと。
相対音感は、基準となる音を示されたときに、その音との比較で音の高さを判定する能力のことをいいます。
絶対に、両方を持っていないと音楽は出来ないというわけではありませんので、みなさんご安心を。
特に歌うことに関しては、メロディの音から音へのつながりを追うということが重要なので、相対音感の方を磨いていく必要があります。
「音感」の鍛え方について少々お話しします。
発声において「音感が良い」ということは、声の高低の調節が上手という事になります。
歌は筋肉だと言いますが、「輪状甲状筋」という筋肉が声帯を伸縮させて声の高低を調節しているのです。この「輪状甲状筋」を訓練する事で、音程を外すことなく歌えるようになる事が多いと言われています。
「輪状甲状筋」は、裏声で発声しているときに主役として働いています。
訓練の仕方としては、息がもれる状態で犬の遠吠えを真似て「ウォーーーーー」、
つづけて息漏れのない状態での低い声で「アーーーーー」。
この「ウォーーーーーアーーーーー」の往復運動です。
これにキーボード等で音階をつけながら、繰り返しスムーズに往き来できるように練習します。
すると、驚くほど音取りが容易になります!
もちろん、効果には個人差はありますけどね。
是非、お試しあれ!