フッキ―の「いつでもどこでも作曲できるツール!その1」
こんにちは、アイズ金山校のフッキーことフクダです。
大分、暖かくなってきて、もうすぐ桜も咲く頃ですね。
満開の桜を眺めていると、なんとも気持ちがワクワクして、ぽっとイイメロディが思いつきそうですね。
さて、本日はDTMに限らず、作曲やアレンジに役立つツールを紹介していこうと思います。
(1)手軽に音楽制作できるDTM
はじめにいくつか確認しておきますと、DTM(ディーティーエム)とはDesk Top Music(デスクトップミュージック)の略で、自宅などでPCや電子楽器を用いて音楽制作を行うことの総称です。
また、一連の音楽制作はDAW(ディーエーダブリュー)で行われることがほとんどです。
DAWとはDigital Audio Workstation(デジタルオーディオワークステーション)といって、デジタルでソフトウェア音源を活用しての音符の打ち込みから、オーディオ録音、編集、エフェクト処理などのミキシングなど、総合的に音楽制作を行うことができるソフトの総称です。
ちなみに自分は日本語読みでDAW=ダウと呼んでいます。
つまる所、専用のお高い機材を揃えなくとも、PC一台あればプロ顔負けなハイクオリティな音楽作りができるということです。
自分は、普段はCAKEWALK SONARとIMAGELINE FL STUDIOの2つのDAWを主に使っています。
ちなみにSONARは2001年からの熱心なユーザーです。
しかし、現在はいろいろなメーカーから様々なDAWソフトがリリースされていて、何人かで共同作業を行う場合に、互換性の問題が出てくるのが悩みどころです。
そこでいろいろ探していたところ、見つけました!ブラウザ上で動作するDAWソフトを!!
インターネットに接続さえできれば、自宅でも出先でも場所を選ばずに音楽制作できるのです。
(2)ブラウザ上で動くDAWソフト「Soundtrap」
高価なDAWソフトをインストールせずとも、ブラウザ上で音楽を作れるウェブサービス「Soundtrap」。
Soundtrapは北欧スウェーデンのPlaywerk ABが提供するウェブサービスで、いつでもどこでも、誰とでも音楽制作を行うことができます。
Soundtrapでは、予め用意されているサウンド素材を貼り付けたり、ボーカルやギターをリアルタイムで録音して編集したり、エフェクト処理でサウンドに様々な効果を加えたりすることが可能です。
MIDI(ミディ)にも対応していて、外部MIDIキーボードでSoundtrap上のソフトシンセを演奏することもできます。
Soundtrapの最大の特徴的な機能は、世界中の誰とでも一緒に音楽制作できるところです。
たとえば、バンドメンバーがそれぞれ自宅に居ながら、リアルタイムに曲作りを進めることができたり、世界中のSoundtrapユーザーと繋がって、一緒に曲作りすることも可能なのです。
Soundtrapはクロスプラットホームなので、Mac、WindowsPC、スマホ、iPad、Androidタブレット、Linux、Chromebookで動作して、作成した全てのファイルはクラウド上に保存されます。
Soundtrapの基本的な使用は無償ですが、本格的に定期使用する場合は月に$4.99が必要になります。
Soundtrapには、無料で使えるFREE、プロジェクト数に制限があるPRO、使用において無制限のPREMIUMの3つのプランがあります。
FREEの場合は、1曲の最大時間数が2分ととても短く、お試し版という感じですが、デモスケッチには十分です。
もっと使い込みたいという方は、プロジェクトを最大50個まで使用可能なPRO($4.99/月)無制限のPREMIUM($9.99/月)に加入する必要があります。
現在は新規アカウントを作成すると、PREMIUMプランを2週間お試しできるようなので、すべての機能をストレスなく使用することができます。
ただし、一つだけ難点を挙げるとしたら、言語が英語というところでしょうか。
でも、アイコンを多用して、視覚的にわかりやすいUI(ユーザーインターフェイス)なので、そんなに操作に行き詰まるということも少なそうです。
新生活シーズンに何か音楽制作を始めようと考えている方は、まずは気楽に試してみてはいかがでしょうか?
最後までお読み頂き、ありがとうございました!
出典:Soundtrap(https://www.soundtrap.com/)参考:Youtube R&B Collaboration With Soundtrap(https://youtu.be/YAPrEB07aFA)