フッキーの「ちょっぴり役立つ考え方テクニック!」(1)
アイズ鶴舞校のフッキーが
ちょっぴり役立つ考え方テクニックを
お伝えしていきたいと思います。
今日は以前にも紹介したことのある
「コントロールドラマ」
についてお話したいと思います。
なぜ、このお話を持ってきたかというと、
最近久々にジェームス・レッドフィールドさんの
「聖なる予言」という本を読みまして、
やっぱり、何度読んでもまた新たな気づきが得られるな~
と、感心しておりました。
そして、ふと以前にもメルマガで記事を書いたような気がしたので、
アイズのホームページのメルマガバックナンバーを開いて、
「どれだったかな~」と何気にクリックしたら、
どういう偶然の一致か一発でたどり着いたので、
これは何かの思し召しではないかと思ったわけです。
そこで、ぜひみなさんとシェアせねばと思った次第ですw
(以下、アイズ ボーカルスクール メールマガジン vol.93 より一部抜粋)
~ここから~
自分を高めるといっても、
日々、モチベーションを高く保つのは、
なかなか容易いものではありませんよね。
前回は、
「人間は感情に生きる生き物」
ということで、
感情のコントロールについて
お伝えしましたが、今回も引き続き
「感情」
というものについて
お話していきたいと思います。
簡単におさらいをしておくと、
「感情には目的がある。」
ということに触れたのを
覚えているでしょうか?
感情は、
「自分を守るために、誰かを自分の思い通りに動かそう」
という目的を持っていて、
そのためのサインになっているということです。
何らかの刺激に対して、
どういうふうに感情が反応するのか、
人それぞれに固有のパターンがあるそうです。
最近、心理学者や精神科医が、
人の性格分析をする時に
新しい指針として採用しているもので、
「コントロールドラマ」
というものがあります。
これはとても簡単な分析ですが、
かなり核心を突いてくる
非常に興味深い考え方の一つです。
簡潔ではありますが、ザックリと紹介していきたいと思います。
「コントロールドラマ」は
幼少時代に、家族内で、
特に両親との関係性の中でつくられていきます。
つまり、
幼い自分の心理的バランスを保つために、
家族に対して最も効果的だったドラマを大人になっても繰り返してしまう、
ことだそうです。
ドラマは攻撃的なものから受身的なものまで
次の4分類に分けられます。
脅迫者・・・
利己的、短気、人を脅したり支配する傾向がある。
場合によっては、暴力にでることもある。
尋問者・・・
他人の欠点に目がいきやすい。
人に対し、皮肉、忠告、詰問をすることがある。
傍観者・・・
近づき難い印象を感じさせ、周囲の人達との距離を置く。
批判されるのを恐れ、自分の考えは明らかにしない。
被害者・・・
愚痴や不満を口にしやすい。
問題点に気づきやすいが、誰かが解決してくれるのを待つ。
「脅迫者」と「被害者」
「尋問者」と「傍観者」
という風に、
それぞれ対応したドラマを繰り広げていくというのが、
「コントロールドラマ」です。
そして、ネガティブな場面に出会うと、
自分が繰り返してきた役割で
周囲をドラマに引き込んで、
自分に注目を集めることにより
エネルギーを得ようとする、
のだそうです。
たとえば、
日頃から
「自分ばかり辛いことばかり」
「なぜ、私のことを
もっと考えてくれないの?」
「できるかぎりやっているのに、
なぜわかってくれないの?」
という態度をとってしまう人は、
被害者のドラマを
演じている可能性があります。
自分の意見が通って相手をコントロールできたときは元気が湧いてくるし、
否定されたときは元気を失ってしまうという感じで、
不毛な元気の取り合いに
自ら突っ込んでいくそうです。
人はおおよそ8~12歳くらいまでに
「人格」というものが形成され、
その後はそれをベースに生きていくそうです。
両親の庇護の下、
一人では生き延びられない、という中で培ったものを、
親を頼らなくとも生きていける、
大人になってからもズルズルとひきづっている、
という風にも捉えることができます。
そして、
自分の子供にもまた繰り返してしまうというサイクル。
このようにみていくと、
人ってかなり習慣で生きているところが大きいな、
と気づいてくるわけすね。
できればどこかで
「コントロールドラマ」
を断ち切って、みんな幸せに暮らしていきたいものですね!
~ここまで~
このコントロールドラマから抜け出して自由にならない限り、
何度も何度も何度も繰り返すことになり、
自分が親になったとき、
子供にもコントロールドラマを演じることになります。
これでは、
どこまでいっても対人関係で気持ちいい関係を築くことが
難しくなってしまいます。
自由になるためには、
自分と両親との関係を幼少時代に遡って振り返ってみたり、
自分自身を深く観察することにより
コントロールドラマの呪縛から自分を解放できると、
ジェームスさんは言っています。
もしかすると、このコントロールドラマも
自分の目の前に現れる壁のひとつなのかもしれませんね!