ギター講師戸城の「耳の鍛え方」
こんにちはギターコースの戸城です。
前回のメルマガが非常に好評だったようです。。。。。
mixiでも今回のことをきっかけとして
マイミク申請が来るなど予期していないほどの反響でした。
というわけで、
再び役立つ音楽話をしたいと思います。
前回は耳を鍛えるということを書きましたので、
今度は具体的な耳の鍛え方をご教授したいと思います(笑)
人間の耳はいろいろなものを聞いています。
普段気にしていないかもしれませんが人間の能力はとても驚異的なものです。
コンピューターが発達した現在でも人間にしかできないことがたくさんあります。
たとえばカクテルパーティー現象って知っていますか?
(知っている人は飛ばしてくださいね)
たとえば満員電車の中でふと高校生の会話が耳に入ってきました。
周りはうるさいはずで
他にその高校生よりも大きな声で話している人がたくさんいても
なぜか高校生の会話だけ抜き出して聞くことができます。
それが「カクテルパーティー現象」です。
騒音の中でも、
その中のある必要な音だけを抜き出して聞く能力です。
これを音楽的に利用すると
たとえば曲の中の自分が聞きたいパートだけを聞き出したりできます。
機械では音量や周波数帯(音の高い低いみたいなものです)くらいしかわかりませんが、
人は音色まで聞き取ることができます。
長くなりましたがこれは本題ではないです(笑)。。。。
それくらい人間の能力は素晴らしい!!
ってことを伝えたかっただけです。
・・・・・コホン・・・・では本題に。
え~とたくさんあるんですけどね。。。。。
では。。。
まずは何も書いていない紙を一枚用意してください。
そこに
「1・2・3・4・5・6・7・8・」
と書きます。
次に
そこにでたらめに丸をうちます。
ここでは丸のかわりに( )とします
たとえば
「1・2(・)3・(4)・(5)(・)6・7・(8)(・)」
てな具合です。
次はカウントをします。
「イチ ト ニ ト サン ト・・・・」といった具合です。
○をうったところで手をたたきます。
でたらめにうったものなので少し難しいかもしれません。
それを繰り返します。
難しいものがあれば何度もやって下さい。
スピードを上げればどんどん難しくなります。
ここで大事な事を一ついいます。
それは
「まずイメージをしてから手を叩く」
ということです。
それを繰り返してください。
・・・・・え??
それは耳を鍛えるんじゃないって??
もっともな意見です。
でもよく考えて下さい。
手を叩く→手の音を耳で聞く→イメージとすり合わせる→あっているかどうか確認できる。
そうです。
これはイメージと実際にでている音とをすり合わせる訓練です。
イメージしなければただのリズムレッスンです。
(それでも十分に練習になりますが・・・・)
大切なのはイメージをしてその通り叩けるかどうかです。
叩けないのであれば、
リズムをイメージする能力を十分に使えていないのかもしれません。
イメージをするには頭のなかにリズムの引き出しがいります。
またそれを確認する耳がいります。
あっているかどうかを物理的に捉えるのではなく精神的に捉えて下さい。
音楽は精神を中心として成り立っているものですからね。
メトロノームとあっているかは物理的には重要ですが、
イメージとあっているかの方がはるかに大切です。
物理的な部分は機械でもできますから・・・・
・・・・ついつい長くなってしまいました。
またこれが好評なら次回があると思います。
激励・叱咤・疑問のコメントお待ちしております。
mixiでも結構です。