前回、ハモリパートのある曲に対しての、
まずはハモリのメロディーにしっかり耳を傾けて、
メインのメロディーを覚えるときのように覚えて歌ってみましょう！！
とお話させていただきました。

いかがでしたでしょうか？？

ほんの少しでもなんとなく、
ハモれてきたかな！？とか、
これなら思ったよりできそうかも！？
なんて思ってくれたら嬉しいです。

僕も実際にたくさんハモれるようになるまでは、
そうやってきましたよ～！！

さて今回は少しレベルアップして、
いろんな曲に対してハモれるようにしたい方への
コツをお話できればと思います！！

もともとメロディーとは、

「一つ一つの音の連なり」

からできているものなんですが、
メロディーについた伴奏やハモリの入った曲というのは、

「一つ一つの『重なった』音の連なり」

で出来ているんです。

つまり、一つ一つの音に対して、
それに見合った『音の重なり』を当てはめていけば良い訳なんですね。

だから奏でる一つの音に対して、
どんな音を重ねるとキレイに重なるかを知っていれば、
自在にハモることも可能だということなんです！！！

実際にいろんな曲にハモることができる人というのは、
もちろん今までハモリをやってきた経験もあるでしょうが、
メロディーの中の一音一音に対して、
どんな音が重なるとキレイに重なるのかを知っていて、
音を重ねていくことに慣れている人だと思います。

その基本となるのは、
皆さんがよく耳にするポピュラーミュージックで使われている、
「３度」のハモリです。

特に「３度上」または「３度下」のハモリがよく使われています。

たとえばドの音に対して、３度上は「ミ」、
３度下は「ラ」、の音を重ねていくということです。

すると、あら不思議！！！

こんな風にそれぞれの音に対して、
３度上、３度下で音をたどっていくだけでハモリができあがります！！

もちろん、いきなりメインのメロディーを聴いて、
「３度上」「３度下」を狙って音が拾えるようになるにはトレーニングが必要ですので、
鍵盤などお持ちの方は、
実際のメロディーから一つ一つ音を確認しながら、
それぞれの「３度の音」を拾って重ねていく練習をされるといいと思います。

こうやって一つ一つ調べてみると、
本当に「３度」を使ってハモっている楽曲多いですよ～！！！

ただし、よく使われているとはいいましたが、
メロディーの流れによっては、
それがあてはまらないケースもありますのでご注意ください・・。

「『３度上』『３度下』を重ねてみたけど、
いまいち、キレイに重なっていないような気がする・・」

などと違和感を覚えてしまう場合もあるようです。

そんな場合は、コード（３和音）を参考にしてみるといいでしょう！！

楽器をやっている方は親しみがあると思いますが、
コードの音をあてはめるとキレイにハモることが可能です。

たとえば、

「Ｃ」のコードは、「ド」　「ミ」　「ソ」

でできているため、
「ド」の音に対して、「ミ」や「ソ」の音を重ねると、
キレイな音の重なりになりますよ！！！

コードに親しみのある方は、
むしろこちらのほうがハモリやすいこともあるかもしれませんねっ！！

「ハモリ」って、実はものすごく自由なんです。

もちろんある程度、
重ねる音やメロディーの構成に合わせた基本のものはありますが、
アーティストの皆さんはいろいろなハモリ方をされています。

だから、たとえばＣＤではこんな風にハモっているけど、
自分はこうしたい・・など、
自分なりにハモリ方をアレンジしてみるのも面白いと思いますよ！！！

ぜひいろいろな形のハモリを楽しみながら試してみてくださいねっ！！！

それでは、皆さんがこれから素敵にハモリライフを過ごしていけますように・・・。