フッキーの「音楽雑学」 後編
こんにちは!フッキーです☆
音楽を演奏していて、いつも気になる音程。
たとえば、ピアノを弾く人も弾かない人も、
ピアノのミスタッチとか間違えたりすると、
意外と気になることってよくありませんか?
これは、その時弾いている和音が
耳障りに聴こえるからなんです。
そのような和音を 不協和音 というんですね♪
たとえば、ドとソは心地よく聴こえる協和音で、
ミとファは濁って聴こえる不協和音。
ちょっと深く説明すると
音というのは、
空気中を伝わる一種の波なので、
1秒間にどれくらいの速さで揺れるかが
音の高さを表します。
それを表すのが周波数といって
Hz(ヘルツ)という単位です。
ちなみに、音楽で基準になるのが、
ピアノの中央ラの440Hzです。
たとえば、この中央ラと1オクターブ上のラだと、
440:880という比率で約分すると
1:2できれいな整数比率になります。
この音と音の周波数の比率が
整数比率に近ければ近いほど、
きれいな和音の響きとしてハモルんですね♪
現在、一般的に使われている
1オクターブを平均的に12等分した
「十二平均律」の音階だと、
きれいに整数比率にはなりませんが、
どんな楽器でも
ほぼ共通したハーモニーが作れる便利さから、
ポピュラーなジャンルでは
当たり前に使っています。
元々クラシック音楽では、
ハーモニーの美しさを重視するため、
「純正律」という音階が使われていて、
1オクターブ内の12音がきれいな整数比率になるように
調律されることが多いようです。
ちなみに、転調すると音同士の比率が崩れるので、
微妙な濁った響きになってしまうそうです。
2つ以上の音を鳴らすと
協和音はうねりの少ない響きになりますし、
不協和音はうねりの多い響きになります。
普段あまり気にかけることが少ないですが、
日ごろから聴き分ける意識を持っておくと、
少しずつ、音感アップにつながるかもしれませんね♪