有声音・無声音とは
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目次
1、有声音とは…?
発音する際、声帯の振動がある音
・発音する際、のどにある声帯という発声器官の振動を伴って発する音ことを有声音と言います。
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2、無声音とは…?
発音する際、声帯の振動がない音
・発音する際、のどにある声帯という発声器官の振動を伴わないで発する音のことを無声音と言います。
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3、子音には、無声音と有声音がある
- ・子音には、以下のように無声音と有声音があります。
3-1 無声子音
・発音の際、声帯振動を伴って発する子音のことです。
子音の無声音
・カ・コの頭(はじめ・最初)の部分の音
・サ・ソなどの頭の部分の音
・シやシャなどの頭の部分の音
・タ・トなどの頭の部分の音
・ハ・ヘ・ホの頭の部分の音
・ヒやヒャなどの頭の部分の音
・フやファなどの頭の部分の音
・パ・ボなどの頭の部分の音など。
3-2 有声子音
・発音の際、声帯振動を伴わないで発する子音のことです。
子音の有声音
・ガ・ゴの頭(はじめ・最初)の部分の音
・ザ・ゾなどの頭の部分の音
・ジやジャなどの頭の部分の音
・ダ・ドなどの頭の部分の音
・ナ・ノなどの頭の部分の音
・ニやニャなどの頭の部分の音
・バ・ボなどの頭の部分の音
・マ・モなどの頭の部分の音
・ラ行の頭の部分の音など。
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4、母音は例外が多少あってもその多くは有声音
・母音もその時々の状況により無声になることがありますが、母音は例外が多少あってもその多くは有声音です。
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5、声帯の振動の有無を確認
・以下の確認方法のどちらか、もしくは両方を試して、声帯振動の有無(あるなし)を確認してみましょう。AとBを比べてみて同じでないということがわかればOKです!
5-1 のどに指を当てたり、手のひらでのどをつかむようにして触ったりして発音してみる方法
A:のどに指を当てたり、手のひらでのどをつかむようにして触ったりしたまま「アー」や「ブッ」や「ブー」などと言ってみると、のどから指や手のひらに振動が伝わってくるのがわかると思います。このように、振動が伝わってくる場合は有声音です。
B:Aと同様にのどに指を当てたり、手のひらでのどをつかむようにして触ったりしたまま、今度は①「お静かに」という意味の「シーッ」という音を発してみたり、②冷たい窓ガラスに温かい息を吹きかけて白く曇らせるときのようにして息を「ハーッ」と吐いてみたり、③「プッ」や「プー」と息を出してみたりすると、いずれの場合も先ほどのように振動は感じられないと思います。これらの場合は振動が感じられないため無声音です。
5-2 両耳を手でふさいで発音してみる方法
A:両耳を手でふさいだまま「アー」や「ブッ」や「ブー」などと言ってみると、振動を感じられると思います。このとき、手のひらの手首に近い部分をあごの付け根のあたりに触れるようにして耳をふさぐと、のどから手のひらに振動が伝わってくるのがわかると思います。このように、振動が伝わってくる場合は有声音です。
B:Aと同様に両耳を手でふさいだまま、今度は①「お静かに」という意味の「シーッ」という音を発してみたり、②冷たい窓ガラスに温かい息を吹きかけて白く曇らせるときのようにして息を「ハーッ」と吐いてみたり、③「プッ」や「プー」と息を出してみたりすると、いずれの場合も先ほどのように振動は感じられないと思います。これらの場合は振動が感じられないため無声音です。
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6、まとめ
・有声音とは、発音する際、のどにある声帯という発声器官の振動を伴って発する音こと。
・無声音とは、発音する際、のどにある声帯という発声器官の振動を伴わないで発する音のこと。
・子音には、無声音(無声子音)と有声音(有声子音)がある。
・母音もその時々と状況により無声になることがあるが、母音は例外が多少あってもその多くは有声音。
・のどに指を当てたり、手のひらでのどをつかむようにして触ったり、両耳を手でふさいだまま発音すると、声帯振動のあるなし(有無)がわかる。
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