ハイトーンボイスにあこがれて 1
今回からメルマガ担当に加わりました、
モッキーこと佐藤元紀です。
昨年秋から、鶴舞校にて
ボーカルコースを担当しております。
今後とも、よろしくお願いします!!
今回は3回にわたって、
「ハイトーン(高音)の出し方」
についてお話させて頂きます。
「高音を出せるようになりたいっ!!」
という声を本当によく聞きますし、
高音を出そうとする時に思うように声が出ない、
という方も多いと思いますので、
参考にして試してみて下さい。
1回目の今日は「距離を感じる」です。
みなさんは遠くに向かって呼びかけるとき、
どんな声の出し方をしますか?
よくお腹から声を出して・・・
なんて聞いたことがあるかと思います。
たとえば、
近くに呼びかける時と、遠くに呼びかける時の
「声」を想像してみてください。
声の大きさや高さ、出し方、
それぞれ違ってきますよね。
きっと遠くに呼びかける時は、
声を届かせようとするので、自然と体を使って
大きく高い声で呼びかけようとするのだと思います。
つまり、
この遠くに呼びかける時の出し方こそが、
“高音を出しやすい”と言われているのです。
このときに大事なのが、体の状態です。
まず力を抜くことが大切なのですが
特に上半身はしっかり力を抜いて下さい。
体に力が入ってしまっては、
かえって遠くに声を届けることができません。
次に、しっかりとあくびする時のような口で、
大きくタテに開けましょう。
そして、いざ声を出していくわけなんですが、
その時に声を出す方向、
つまり目標物を決めます。
距離感をイメージできるような、
絵や写真などをおいてみるのもいいかも!
準備ができたらしっかり息を吸って、
犬の遠吠えをしてみましょう。
「ウォーーーーーーーー!!!!!」
しっかりと大きい声を出せば、
それだけ高い声も得やすくなります。
また犬の遠吠えは、
最も裏声が得やすいと言われています。
歌詞を見ながら歌ったりしていると、
目線はいつも近場になってしまっていると思いますので、
ぜひ距離を意識して、やってみてくださいねっ!
それでは次回もお楽しみにっ!!