第５回目の脳の法則は
「脳には時間軸がない」です。

時間軸とは過去・未来と言った時間軸。

どういうことかと言うと、

たとえば、
周りに友達もたくさんいて
とっても楽しい状況なのに
過去のつらかった状況を思い出して
その中に入ってしまって、
本当につらくなってしまう。

また、まだ未来は誰にもわからないのに

「ああなったらどうしよう」　とか
「こうなったらどうしよう」　とか

不安な状態を想像して、本当にブルーになってしまう。

今、目の前の状況がどうであろうと
人は、過去や未来に振り回されてしまうのです。

 
こう書くと、
じゃぁ脳は過去にも未来にも軸がある、って
思うかもしれないですが、違うんです。

脳は「今」だと思っているんです。

脳は「今まさにそうなっている」って思っているんです。

 
過去のことを思い出しているなら
もう終わったことなのに、
脳は今そうなってる、って思うから、
実際に感情が動くんです。

過去とか未来のこと、って思ってないんです。

だから本当に落ち込んだり、
ブルーになるでしょ。

それは、脳は思ったことは「今」だと認識するんです。
細かく言うと無意識が。

脳は、今、思っていることが今だと思うんです。

だから、「今」悲しいことは起きてないのに
思い出したり想像して、本当に悲しくなるんです。

もちろんその逆もあるので、
思い出し笑いもできるし、
未来が明るく想像できる人は
とても豊かに過ごしています。

ということは、
目の前の状況や出来事、
実はあまり関係ない。

それに対してどう思うのか、
今どう思っているか、が大切なんです。
また、言葉は相手に影響します。

嫌なことや嬉しくないことばかり言っていたら
その人自体ずっとその中にいるし、
その言葉を聞いている人も
その言葉から空白を埋めようとして
影響を受けてしまう。

「今」が大切なので、
今、どんな状況でいたいのかで脳を使いましょう。

何度も書いてますが、
人は幸せになりたいんです。

過去でも未来でもなく、
「今」そうなりたいんです。

なら、今しか理解しない脳を上手に使うには、
「今、幸せだ。」と、思うことです。

そんなこと言われたって
勝手に過去や未来にいってしまいます。

では、どうすればいいのか。

コツとしては、
つらいことを思い出したとしても、
過去なので、その時はそうだったけど、
きっとそのおかげでいいことがあるに違いない。
と、未来を思うとか。

 
嬉しかったこと、楽しかったこと
ワクワクやドキドキで終える考え方に
慣れるといいですよ。

脳は慣れの産物なので、
上手に繰り返しましょうね。(*￣▽￣*)/