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「通る声」とは

2007-11-15

歌ってますか~?

 

 

皆さんの音楽生活に活きる、
あまりレッスンでは話さないネタ。

 

今回は、
前回の予告(?)通り、

 

「通る声」

 

通る声とは、
どんな声でしょうか?

 

「通る声」は「よく響く声」とも言えます。
よく響く、とは、
声帯が適度に緊張し、安定して振動する状態です。
安定した振動を保つには、

呼気(吐く息)のスピードがあること。

つまり、声帯を通る息の速さが必要です。
声帯が良い状態で振動することが、声がよく通る為の条件の1つです。

 
それから、
呼気が、集まって真っ直ぐ出ること。

例えば、

マイクは中心部分で音を拾いますが、
その中心に、真っ直ぐ、しっかり当たる声が、

マイクに乗る声です。
通る声は、マイクに乗ります。

 

声が大きくても、

通る声とは限りません。
声が大きくても、

呼気が集まっていなければ、

マイク全体に息が当たる感じになってしまい、

結果、

声が、無駄に大きいだけ。

ということになってしまいます。
これは結局、

マイクを使っても使わなくても同じこと。

 

「大きい声が出る」ことは確かに魅力です。

その魅力を最大限に活かしつつ、

効率よく使ってあげることで、

より一層の表現力が生まれますよね。

 

※逆に、
声は小さくても、マイク乗りは良い。
という人もいますが、
せっかくの通る声も、聞こえないと意味がありませんので、
声が小さい方は、大きくも出せるようになって頂きたいものです。

 

 

声の大本は、呼吸と声帯振動です。

吐く息を使って声帯を振動させることが、発声のスタートです。

 

まずは、呼吸のトレーニング(腹式呼吸・支えなど)をしっかり身に付けておくことをお奨めします。

 

実践派の方は、

 

レッスンでやりましょう。

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