楽譜に慣れよう5
楽譜を読むだなんて、私なんかにはとうてい無理だと最初からあきらめがちなそこのあなた。
楽譜と聞いただけでついつい逃げ腰になってしまうそんなあなた。
この機会にその苦手意識を克服して、あと一歩実力UPしませんか?
音楽のジャンルにかかわらず、これから音楽を始めようとしている人や始めたばかりの人、
もう一度チャレンジしようとしている人、
もっともっと音楽を知りたい人には必見です。
楽譜が読めようになると、
「知らない曲が弾けたり、歌える」
「思いついたメロディーを書き留められる」
「プロになったときに信用される」
「読めたらカッコいい」
などなど。
一度に全部覚えられなくても、大丈夫!
少しずつゆっくりで構いません。
前のメルマガと一緒で、
気楽な気持ちで読んでみて下さい。
今回は、音を飾り・彩るアクセサリーについて♪
◎音符についているマークとその意味→楽譜の中には、その曲をどのように演奏してほしいかを作曲者が演奏者に伝えるための、いくつかのマークがあります。
まずは、一度メロディ譜を見て、どんなマークが記譜されているのかチェックするところから始めてみましょう。
そして、以下のマークを発見したら書かれているように演奏してみましょう。
但し、メロディ譜の場合記譜されていないものも多いので、自分から積極的に書き込んでいくクセ(習慣)をつけましょう。
そうすれば上達の道も近くなります!
★スタッカート→「・」
音を短く切って演奏します。音の響きや弾んだ感じを伝えたいために使われます。
★テヌート→その音を十分に伸ばして演奏します。
といってもその音譜の長さを超えてまで演奏するのではなく、その音を特に大切に、音の終わりまでしっかり意識して演奏して欲しいという、メッセージです。
もちろん、テヌートがついていないからといって、その音を乱雑に演奏してよいという意味ではありません。
★フェルマータ→音符や休符を任意の長さに伸ばして演奏します。
「任意の長さ」とは、演奏者の好みの長さということですが、一般的には元の長さの約2倍の長さで演奏されます。
★ブレス→V(,)
息継ぎ(息をつく)部分のマークです。
◎装飾音符→文字通り元の音符を華やかにするための飾りつけのことで、装飾的な細かい音符を指示するための音符のことをいいます。
通常の音符よりも小さく記譜され、区別その音符の長さは小節の拍数には含まれません。
実際には、装飾音符のつけられた音符からその音長が差し引かれるため、これらの装飾音符はできるだけ短く演奏されなければなりません。
代表的なものをいくつかご紹介します。
★プリルトリラー(上方回音)→元の音から上に上がって元に戻ります。
★モルデント(下方回音)→元の音から下に下がって元に戻ります。
※特に指定がない限り、通常はその調の隣の音を使います。また、このテクニックはヴィブラートにも使えますので皆さんガンバってマスターしてくださいね!
★ポルタメント→1つの音からもう1つの音へ音程が移るとき、跳躍的でなく非常になめらかに演奏することです。空気を回すように腕全体を大きく動かすと息にスピードと勢いが出て、上の音が出やすくなります。腕を小さく回すと息に勢いがつかず、ポルタメントがかかりません。
今日はこの辺で。